近畿楽寿観音三十三ヶ寺霊場会 本文へジャンプ

真言宗醍醐派 京都府舞鶴市北吸970  TEL.(0773)62−5345

前身は西国第29番 松尾寺塔頭鏡智院 境内に等身大七福神堂
JR東舞鶴駅よりタクシー5分


本尊 大聖不動明王

開基 明治中期松尾寺より

建立 移転建立


    縁起

 慶雲年間(今より約1290年前)唐僧威光上人が日本に渡米し此地の霊峰青葉山中腹に於て、「馬頭観音」を感得され、此の事が時の元明天皇に上聞に達し御帰依を受け本堂を新築せられた。これが即ち西国29番札所松尾寺の創始であり、次いで中世鳥羽天皇及び美福門院の御崇敬を蒙り七堂伽藍末寺65坊、寺領四千石を下賜されたのであるが、当大聖寺(旧称鏡智院)は65坊中、最も権威あるものであった事が記録により推量される。

 それより下って明治中頃海軍舞鶴鎮守府及び新市街開設の時に際し、時の松尾寺中興懸空上人が一層の佛徳顕現を願う事切なるものあり、松尾寺宝蔵の秘仏大聖不動明王を本尊として、現在地東舞鶴北吸と称する。交通便利にして而も静寂山囲無塵の地に鏡智院を移転改築せられ、是等の佛縁に依って山号も「鎮守山」と名付けられた。而して昭和16年寺号を本尊の大聖不動明王の威光倍層を希い「大聖寺」と改称、同29年には本堂と庫裡を結ぶ大廊下正面玄関二階建ての方丈が新築され、更には昭和40年岡田戒玉門跡の御来臨のもと御本尊の御開扉大法会と山門楽慶法要が厳修され一層の信仰崇敬を集めたのである。以下略


   
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