近畿楽寿観音三十三ヶ寺霊場会 本文へジャンプ

曹洞宗 滋賀県高島郡新旭町饗庭字岡 TEL.(0740)25-2217

境内より琵琶湖が一望 大布袋尊 JR湖西線近江今津駅よりタクシー7分

本尊 釈迦牟尼如来

開基 湛月宗忍庵主

建立 永享元年(1429年)


    縁起

 当寺は応永4年(1397年)火災により堂宇書類等ことごとく烏有に帰したので、開基、創立年代等はつまびらかではない。

 応永9年(1402年)、西林坊義光が堂宇を再建して後、越前国(現、武生市)興善寺四世の唄庵宜梵和尚に帰依し、永享元年(1429年)この唄庵を開山の和尚に請して、覚伝寺を開山した。

 本堂内の左に聖観世音菩薩(丈5尺5寸、行基の作といわれる)が安置されている。この仏像は、永禄年間(1558年〜1570年)、熊野山(現、饗庭野台地)に白蓮山宝賛寺という寺があったが、織田の兵火にかかり、その後、天正9年(1581年)当覚伝寺に移されたものであるといわれている。このほかに、地蔵菩薩(丈3尺1寸、弘法大師の作といわれる)などの諸仏像がある。

 又、当寺は高島西国(高島郡内33ヶ所)の第18番札所でもある。


   
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