近畿楽寿観音三十三ヶ寺霊場会 本文へジャンプ

曹洞宗 兵庫県城崎郡日高町荒川22  TEL.(0796)44-0005

関西花の寺第6番 宝の道七福神第17番霊場 県指定文化財岸派の襖絵36面
天保年間再興の牡丹園 JR江原駅よりタクシー10分


本尊 釋迦牟尼佛

開基 垣屋播磨守隆国公

建立 室町時代
    縁起

 開基は室町時代、山名氏の四天王の筆頭大名としての垣屋播磨守隆国公の菩提所としてその居城楽楽前(ささがくま)城の門前に創建された。後に阿瀬金山に移り、更に西方大光の二寺をあわせ現在地に元和9年に移る。曹洞禅門の典型的伽藍配置として知られ、三丹一といわれる三門を入ると、本堂には岸派一門の襖絵36面(県指定文化財)をはじめ絵画墨跡に富む。大焚鐘は皇居二重橋勾欄、伊勢神宮神器八稜鏡改鋳等で有名な東京芸大内藤春治名誉教授の製作である。
 
 京都等持院策彦周良和尚に師事した垣屋光成公(道号記有)が舶載の牡丹を金山に植え、後に天保年間現寺域で再興された牡丹園は二千株を越える。「座ればボタン」とは座禅とともに甦る心の豊かさを示す。牡丹は雄紅とも表現され、大雄とは釈尊のことである。牡丹は富貴草ともいわれるが自分のことしか考えられないガキからひとのためにつくさずにおれないダンナ(長者)へと心の方向が転換したときこそ人間は真の富貴であることの象徴である。5000坪の境内を四季たえず咲き続く花々は、相手に応じて説法してやまなかった釈尊のお姿であり、慈悲を以て人を救いたまう観音様であり、マンダラ荘厳である。


   
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