近畿楽寿観音三十三ヶ寺霊場会 本文へジャンプ

高野山真言宗 兵庫県養父郡八鹿町石原450  TEL.(0796)62-2817

日光房慶重上人開創の霊場で 日本三妙見の一つであった 一千町歩の妙見山林
境内に数百本の古木数々の堂宇あり JR八鹿駅より


本尊 妙見大菩薩

開基 日光房慶重

建立 奈良朝時


      縁起

 我国妙見大菩薩の霊場多き中、本院但馬妙見・肥後国、八代・下総国、相馬と共に日本三妙見たる事霊符縁起に明して敏達天皇の頃、日光房慶重上人御開創の霊場なり。鎌倉以後、部門将士の信仰最も盛んにして現有の一千町歩の妙見山林及び・因幡・播州・丹波・但馬五郡にわたる荘園を有し、山陰随一の名刹として、三代将軍家光公より三十石の御朱印を賜り、出雲大社よりは三重の宝塔を寄進せられたが明治維新、神仏判然のことに会い本尊・重宝を捧持して現在の日光院へ帰り今日に至る。
 
 しかるに山上の名草神社は元の日光院にて、国重文三重の塔や、天然記念物夫婦杉の外に、本殿・拝殿が県の重文に指定されるなど、往時日光院の盛んなりし姿を今に伝えている。又「日光院文書」として伝わる鎌倉・室町時代の古文書百数十の中に、山名宗全公一族の祈願所であり、大衆の中に泌みた祈願所であったことがうかがえるのである。妙見尊は開運厄除を本願とされており、又脇仏の一尊に弘法大師が江ノ島弁天で護摩をたかれた灰で作った弁財天(招福弁天)の霊尊があり、参拝信心の人々に豊と楽を授け賜う。境内は数百年の古木枝を交えこの森厳の中に数々の堂宇あり。


   
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