近畿楽寿観音三十三ヶ寺霊場会 本文へジャンプ

天台宗 兵庫県美方郡村岡町村岡2365  TEL.(07969)8-1151

山名氏歴代菩提寺 山名氏史料館「山名蔵」(境内)国定公園瀞川平
国道9号線村岡バス停南300m


本尊 釈迦如来

開基 中興山名伊豆守

建立 寛永19年


     縁起

 当山は中世の創建、臨済の禅院であっという。寛永19年村岡山名氏三代伊豆守矩豊公入部により、山名氏総菩提寺と定められ天台宗となる。江戸寛永寺に属し、寺領百石。七味郡諸宗寺院の触頭に任ずる。
 境内の「山名蔵」には矩豊公造顕の聖観音立像や山名氏太祖義範公(鎌倉幕府重鎮)以降代々の大名位牌を奉安し、今も全国各地より山名氏縁故者の参詣が絶えない。
 
また「山名氏資料室」には、宗全公親筆文書や歴代公の肖像画・遺品の数々が収められ、研究者の要望に応えている。 昭和四二年に高松宮宣仁親王殿下がご宿泊され、仏法興隆を祈願、梅と松をお手植になった。
 天台宗ではご本尊に釈迦・阿弥陀・薬師・観音・不動などの諸尊を祀るが、旨とするところは「久遠実成の本仏」−永遠の真理を本尊としているので、現実のお仏体にはとらわれない。
 この本仏の持たれる慈悲心を具現したのが「楽寿観音」で、老人の心を支え給うのである。 当山では信者の毛髪を観音様の台座に納め毎日ご本人にかわって願主の安泰をご祈藤するという「清浄髪奉納信仰」を広くすすめている。

 


   
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