近畿楽寿観音霊場

名称 巌金山 宝厳寺      
宗派 真言宗豊山派
本尊 千手千眼観世音菩薩
住所 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1666
TEL 0749-63-4410
FAX
HP http://www.chikubushima.jp/
沿革

 聖武天皇の命を受けた行基菩薩は、辯才天の宝殿建立のため神亀元年(724年)竹生島に開山の斧を入れ初めたが、造営を急いだので同年六月には早くも第一宝殿が竣成し、遷宮式を挙げて辯才天を安置し、次いで第二宝殿を竣成したのが同二年であった。このとき行基菩薩は、この地を衆生有縁の浄土たらしめようと、手づから千手千眼観世音像を彫作し奉安したのが西国30番の札所である。
 桓武天皇の延暦七年、伝教大師は当島に来って辯才天の祭供を行い、弘法大師もここに練行あり秘法を行った古跡が現存している。歴代天皇の行華も数多く御代々の皇室と密接な関係があり、明治維新までは御撫物として陛下の御物をお預かりして宝前に安置し、玉体安穏天下泰平の御祈祷を修して正月、五月、九月には御祈祷札御供物を献上し御柤料を拝受し御翠簾、畳表、菊御紋付の御物を賜る例となっていた。
 現在の本堂は慶長七年、豊臣秀頼が片桐且元の普請奉行とし、伏見桃山の殿閣を移建したもので国特別保護建造物である。

御詠歌 月も日も 波間に浮ぶ 竹生島 船に宝を 積む心地して
拝観

 

  

見どころ

 「国宝」唐門 「重文」観音堂

豪華絢爛といわれた桃山様式の唐門の代表的遺構

 

内部は千手観世音菩薩を納めた観音堂。

 

 

 「重文」舟廊下

千手観世音菩薩を納めた

 

観音堂から都久夫須麻神社に続く渡廊

 

古木

 モチ

樹齢400年。

 

片桐且元が国宝観音堂を普請奉行として

来島の時に手植した記念樹。